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いけばな歴15年の私が教える、花選びの極意

こんにちは、いけばな愛好家のみなさん!そして「いけばな始めてみたいけど何から手をつければいいの?」と思っている初心者の方も大歓迎です。

実は花選びって、ちょっとしたコツを知っているだけで、グッと上達するんです。私がいけばな歴15年の間に失敗を重ねて学んだ「花選びの極意」を今日はシェアしたいと思います。

「どうして私が選んだ花はすぐに枯れてしまうの?」「季節に合った花ってどれ?」「限られた予算でも素敵な花を活けるには?」そんな疑問にすべてお答えします!

この記事を読めば、次の花屋さん訪問が今までとはまったく違う体験になるはず。あなたの生活に、もっと気軽に花を取り入れるヒントがたくさん詰まっています。

伝統ある日本のいけばなの世界を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。それでは、私の15年の経験から導き出した「花選びの極意」をご紹介していきますね!

1. 超簡単!花選びで失敗しない3つのコツ〜いけばな歴15年のプロが伝授〜

いけばなの魅力は何と言っても、その日、その瞬間の花との出会いにあります。しかし「どの花を選べばいいの?」という悩みを抱える方は少なくありません。いけばな歴15年の経験から、初心者でも簡単に実践できる花選びのコツをお伝えします。

まず1つ目のコツは「旬を意識する」こと。季節の花は状態が良く、価格も手頃なことが多いのです。春なら桜や菜の花、夏は向日葵やアジサイ、秋は菊や紅葉、冬は椿や水仙など。旬の花は生命力があり、長持ちする傾向にあります。花屋さんで「今が一番きれいな花はどれですか?」と尋ねるだけでも、素敵な出会いがあるでしょう。

2つ目は「主役と脇役を決める」ことです。華やかな花を1種類選び、それに合わせて2〜3種類の脇役となる花や葉物を選びましょう。例えば、赤いバラが主役なら、カスミソウと小さな緑の葉物を添えるだけで、プロ顔負けの作品になります。主役と脇役のバランスは「7:3」を意識するとまとまりやすいです。

3つ目は「色彩のハーモニー」を考えること。初心者には「類似色」か「補色」の組み合わせがおすすめです。類似色とは、赤とピンク、黄色とオレンジなど近い色同士の組み合わせ。穏やかで調和のとれた印象になります。一方、補色は色相環で対極にある色同士(青と橙、紫と黄など)の組み合わせで、メリハリのある生き生きとした作品になります。

伝統的ないけばなでは、花材選びにも深い意味がありますが、まずはこの3つのコツを実践するだけで、花選びの失敗は格段に減るでしょう。次回の花選びでぜひ試してみてください。

2. 「その花、ちょっと待って!」いけばな歴15年が教える季節別ベスト花材ガイド

いけばなの世界では、季節感を表現することが最も大切な要素の一つです。スーパーやお花屋さんで目に入った花を思いつきで選んでしまうと、せっかくの作品が季節外れになってしまうことも。そこで、四季折々の花材選びについて、長年の経験から得た知識をお伝えします。

【春のベスト花材】
春は新しい命の始まりを感じさせる季節。桜や梅はもちろんですが、チューリップ、水仙、ラナンキュラスなども春を代表する花材です。特に注目したいのは「木の芽」や「若葉」。枝物では、桜の枝や梅の枝、レンギョウなどが生き生きとした春の息吹を表現してくれます。初心者の方には、スイートピーとユキヤナギの組み合わせをおすすめします。色合いが優しく、春の柔らかさを表現できます。

【夏のベスト花材】
夏は生命力あふれる季節。向日葵や百合、紫陽花など、色鮮やかで存在感のある花が主役になります。特に和風の作品では、菖蒲や蓮、朝顔などの水辺の花材が涼しさを演出してくれます。意外と知られていませんが、夏の花材で作品に涼しさを出すコツは「緑の量」にあります。アジサイの葉やモンステラなど、大きな葉を効果的に使うことで、見る人に涼感を与えることができるのです。

【秋のベスト花材】
秋は実りの季節。ダリアやコスモス、菊などの花に加え、紅葉した枝物や実物が秋らしさを表現します。特に注目したいのは「実もの」です。南天や柿、山ぶどう、どんぐりなどの実は、秋の豊かさを象徴します。花と実を組み合わせることで、季節の移ろいを表現できるのも秋ならではの魅力です。初心者の方には、コスモスと紅葉した枝の組み合わせをお勧めします。

【冬のベスト花材】
冬は静けさと凛とした美しさの季節。椿や水仙、蝋梅などの冬の花に加え、松や竹、南天などの常緑樹が重要な役割を果たします。特に「枯れもの」の存在感が増す季節でもあります。枯れたススキや蓮の実、松ぼっくりなどは、冬の侘び寂びを表現するのに最適です。冬の花材選びで意外と見落としがちなのは「白」の効果です。白い花材を使うことで、雪景色を連想させる静謐な雰囲気を作り出せます。

季節の花材を選ぶ際のプロのテクニックとして、「一つ前の季節」と「これから来る季節」の花材を少し混ぜることで、季節の移ろいを表現できます。例えば初夏なら、春の名残の花と夏の始まりを感じさせる花を組み合わせるのです。

いけばなは自然の美しさを切り取る芸術です。季節を意識した花材選びで、あなたの作品はより深い表現力を持つことができるでしょう。

3. 予算1000円から始める!プロ直伝の高見えする花選びテクニック

花を飾りたいけれど、予算は抑えたい…そんな方にぴったりの花選びテクニックをご紹介します。実は1000円からでも、センスの良い花飾りは十分可能なのです。スーパーやホームセンターの花コーナーを上手に活用すれば、プロ顔負けの華やかなアレンジメントが作れます。

まず大切なのは「主役を一種類だけ選ぶ」こと。例えば、カスミソウやリシアンサスなど、一種類の花を集中して買うと統一感が生まれます。特に季節の花は値段も手頃で鮮度も良いため、最優先で検討しましょう。

次に効果的なのが「グリーンの活用」です。ユーカリやレザーファンなどのグリーンは比較的安価で長持ちします。花屋「Flower Note」の店長も「花一種類とグリーン一種類だけでも、シンプルで洗練された印象になる」とアドバイスしています。

花瓶選びも重要ポイント。100均の透明な花瓶でも、リボンを巻いたり、麻紐を結んだりするだけで見栄えが格段に良くなります。また、牛乳瓶や空き瓶をリサイクルして使うのもおしゃれな演出になります。

さらに、花の「切り方」を工夫するだけで高級感が出ます。長さを変えて立体的に活けたり、同じ花でも向きを変えて配置したりすると、少ない花材でも華やかな印象になります。

また見落としがちなのが「水」の扱い。水は毎日変え、花の切り口も斜めに切り直すことで、お店で買ったときの鮮度を長持ちさせられます。これだけで花の寿命が2倍近く伸びることもあり、コスト面でも大きなメリットになります。

プロのフラワーデザイナーが手がける高級アレンジメントと一般の方の違いは、実は花材よりも「余白の使い方」だと言われています。すき間なく詰め込むより、あえて空間を作ることで洗練された印象になるのです。

予算1000円でも、これらのポイントを押さえれば、見栄えのする素敵な花飾りが楽しめます。花選びは難しく考えず、まずは自分の直感で「美しい」と感じた花から始めてみてください。そこから少しずつ自分なりの花選びの感覚が磨かれていくはずです。

4. いけばな歴15年が暴露!花屋さんで見るべきポイントと見落としがちなサイン

花屋さんに入ったとき、何を基準に花を選んでいますか?多くの方は色や形だけで選びがちですが、いけばな歴15年の経験から言えば、それだけでは本当に良い花は見つけられません。今回は花屋で見るべき具体的なポイントと、多くの人が見落としがちなサインをお教えします。

まず最も重要なのは「切り口」です。茎の切り口が黒ずんでいる花は鮮度が落ちている証拠。新鮮な花は切り口が明るい色で、みずみずしさを保っています。プロの目線では、この一点だけで花の寿命が大きく変わることを知っています。

次に「葉の状態」をチェックしましょう。葉が艶やかで張りがあるものを選ぶべきです。葉先が茶色く変色していたり、しおれていたりする花は避けるのが賢明です。特に葉の裏側まで確認することで、害虫の有無も分かります。

水の濁りも見逃せません。花が生けられている水が濁っている店舗では、花の管理が適切でない可能性があります。清潔な水で管理されている花屋さんを選びましょう。例えば東京の「青山フラワーマーケット」や「日比谷花壇」などの大手店舗では、水の管理が徹底されています。

見落としがちなサインとして「花の配置方法」があります。日光が当たる場所に長時間置かれている花は、見た目は綺麗でも寿命が短くなります。店内の奥や日陰で保管されている花の方が長持ちすることが多いのです。

また、「花束の中心部」も要チェックポイント。外側の花だけでなく、束の中心にある花も確認しましょう。中心部に傷んだ花が隠されていることもあります。特に大量仕入れをするスーパーなどでは、この傾向が強いことがあります。

最後に「季節感」です。旬の花は価格も手頃で、何より生命力が違います。例えば春には桜や菜の花、夏にはひまわりやダリア、秋には秋桔梗やコスモス、冬には椿や水仙が旬です。旬の花は生け花としても映えますし、長持ちするのでコストパフォーマンスも優れています。

これらのポイントを押さえて花屋さんを訪れれば、見る目が変わるはずです。単なる見た目の美しさだけでなく、花の生命力と持続性を見極められるようになれば、いけばなの質も格段に向上します。次回花を選ぶときは、ぜひこれらのプロの視点を取り入れてみてください。

5. 驚きの長持ち術!いけばな歴15年が教える花材の見極め方と保存のヒミツ

いけばなを長く楽しむための秘訣は、実は花を生ける前から始まっています。花材選びの段階で「長持ちする花」を見極めることができれば、その後の管理も格段に楽になります。ここでは、花屋さんで見分ける際のポイントと、家に持ち帰ってからの保存方法をご紹介します。

まず、花材を選ぶ際のチェックポイントです。バラなら花弁が少し開き始めたもの、ユリなら蕾が色づき始めたものが理想的です。完全に開ききった花は見栄えが良くても寿命が短いので避けましょう。茎をチェックするのも重要です。茎が真っ直ぐで、しっかりとしたハリがあるものを選びます。特に切り口が変色していないか、茎が柔らかくなっていないかは必ずチェックしてください。

花屋さんでは、池坊花材センターや日比谷花壇などの老舗では、スタッフに「今日入荷したものはどれですか?」と質問してみるのも有効です。新鮮な花材は水揚げもよく、長持ちする傾向があります。

家に持ち帰ったら、すぐに水に活ける前の「水揚げ」が重要です。花材の茎を斜めに切り直し、バケツなどに深めに水を張って数時間置きます。この時、葉っぱが水に浸からないよう注意しましょう。葉が水に浸かると腐敗の原因になります。

季節や花材によって保存方法も変わります。夏場は冷蔵庫で一晩冷やすことで水揚げが良くなる花もあります。例えば、バラやカーネーションは冷蔵保存が効果的です。一方、熱帯原産のアンスリウムやストレリチアは冷やし過ぎないよう注意が必要です。

水は毎日取り替えるのが理想ですが、忙しい方は2〜3日に一度でも構いません。その際、必ず茎を1cmほど切り直しましょう。茎の切り口は時間とともに閉じてしまうので、定期的に切り直すことで水の吸収力が回復します。

また、花材によっては特別なケアが必要です。例えば、ガーベラは茎が弱いので、花瓶に入れる際は茎が曲がらないよう支えるとよいでしょう。また、チューリップは生けた後も成長を続けるため、少し短めに切っておくと長く楽しめます。

最後に、花持ちを劇的に改善する秘訣をお教えします。切り花栄養剤を水に加えることで、花の寿命を2倍近く延ばすことができます。市販の切り花栄養剤が無い場合は、水1リットルに対して砂糖大さじ2と酢小さじ1を加えた手作り栄養剤でも効果があります。砂糖が花の栄養となり、酢が雑菌の繁殖を抑えてくれるのです。

これらのテクニックを実践すれば、いけばなの鑑賞期間を大幅に延ばすことができます。花材を見る目を養い、適切なケアを行うことで、あなたのいけばなライフがさらに豊かになることでしょう。

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